ヨロコル.com RE:5.0手術当日〜日本の夜明けぜよ〜
ヨロコル.com RE:5.0 手術当日〜日本の夜明けぜよ〜
真面目に
さて、リメイク版もとうとう手術当日まできました。
オリジナル版では『超絶可愛い看護師さん💕』というワードが連発のどちらかというと笑える記事でしたがリメイク版ではそこを少し抑えて真面目に書いていきたいと思います。
面白いタッチがお好みの方は一番下にオリジナルのリンクがありますのでそちらからどうぞ♪
この日が全て
オリジナル版を書いた時はまだ術後3週間ほどでしたが手術から一年経った今振り返るとこの言葉に尽きると思います。
『この日が全て』
僕のフォロワーさんでも「手術がしたくない」、「怖い」といった方がたくさんおられ僕的にはそういった方も放置すると術後の予後が悪くなるので「手術なんてたいした事ないですよー」と言いたいところですが正直『たいした事ない』とは言えません。
ただ、上にもあるように『この日が全て』なんです。
手術を回避して放置して激しい痛みや痺れにずっと悩まされてそして最後には我慢出来なくなって手術。
そして放置していた分、神経の回復が悪く仕事も失い、社会的に隔離されたような状態になる。
そんな事にならないように『この日』だけ、のたうち回るような痛みに耐えて下さい。
たった12時間。
その12時間がその後の何十年有意義な人生にする為に必要な痛みだと思いますので。
一昔前とは違う
ご近所の人に退院後言われました。
「車椅子にならずに済んで良かったね。」と。
皆さんも親御さんやご近所さんから聞いた事あると思います。
「脊椎の手術はリスクが高い。」
「術後、笑って喜べるか、一生寝たきり、車椅子か」
昔はたしかにそんな感じだったようですが、それはMRIもCTもない時代の話。
現在では軽いヘルニアなら内視鏡手術で出来たり、切開手術でも顕微鏡を用いた手術になるので神経を傷付けるリスクはほぼ無いと言って良いと思います。
心配といえば傷口からの血栓症や肺炎など合併症くらいだと思いますがそれも極々稀なケースでしょう。
しかし、それは椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症特有のものではなく『手術』と名の付くもの全てに当てはまるものなので脊椎手術特有のものではありません。
それでは手術へ向かいましょう。
長い日のはじまり
手術当日は朝から絶食。
水分も朝7時まででした。
後々こんなブログを書くつもりでいたならスマホでパシャパシャもっと写真を撮っておくべきだったと今更後悔していますが一年経った今だからこんなに気楽に語れますが実は僕も当日はめっちゃビビっていました。
手術2時間前くらいには手術衣に着替え、点滴。
たしか着替えの時に紙パンツに履き替えたと思います。
そして手術少し前から点滴に眠くなる薬を投薬されてそこからは眠らずとも意識が少し朦朧とした状態でした。
妻によるとはっきり話せていたのはこの辺まで。
手術時間が来てからはストレッチャーに移され、手術室へ。
そんなに巨大な病院ではないのでたいした距離ではないはずなのですがなぜか凄く長距離を移動したような気になりました。
その際、隣で手を握りながら寄り添ってくれた看護師さんがオリジナル版に度々登場する超絶可愛い看護師さんですw
寄ってたかって
手術室に到着すると待っていたのが主治医の医大から来ているU先生と、その大学病院の教授で脊椎センター長、そしてこの病院の院長でした。
手術前の説明の際から「病院のトップ総出で手術にあたります」とは聞いていましたがまさか本当に総出とはびっくりしました。
それよりびっくりしたのが手術室に所狭しと押しかけた大学病院の研修医や医局員の数。
朦朧とした意識で分身して見えていたのかもしれませんが半数でもかなりの人数でした。
そうした大人数の中、まさに『まな板の上の鯉』ならぬ、
『まな板の上のヨロコル』。
どこを見て良いのか分からず本当は手術室の中をみたいのに目をつぶってしまいました。
そうしているうちに登場したのが麻酔科の先生。
僕は『ドクターx 』の大ファンで麻酔科といえば内田有紀さんのイメージでしたが内田有紀でもましや女性でもなく普通ーのお兄さんでした。
そんなお兄さんと名前の確認やなぜか世間話をしてしばらくするとマスクを付けられて
「薬入りますよー」という掛け声と同時に味覚的にいうと『辛い』空気がシューと入ってきたと思うと一瞬で堕ちてしまいました。
初めての全身麻酔なのでもっと「怖い」とか思っていたのですがそんな事考える時間すらないくらい一瞬で堕ちました。
もちろん、ドラマの『バイタル。血圧◯◯の◯◯、心拍数◯◯でサイナス。』なんていう麻酔科の先生の台詞なんて聞ける事もなく堕ちました。
そこからはもちろん意識はありませんので何をどうされてるとか分からないのですが手術中は夢を見る事もなく、僕の感覚では本当にほんの一瞬のうちに手術は終了しました。
実際にかかった時間は予定していた3時間を1時間上回る4時間。
僕の場合、ヘルニア以外にも狭窄症もあり、固定術でしたので長い手術でしたが通常のヘルニアだけならもっと短い手術になると思います。
と手術が終わるまではこんな感じで怖くも痛くもなんともなくただただ一瞬の出来事でしたがこのあと、大変な思いをする訳です。
目が覚めると
起こしてくれたのは男性の看護師さん。
優しい女性に起こしてもらえると思っていた僕は当てが外れてしまいました。
そこからの下りはオリジナルの方に面白おかしく書いてあるのでそちらを、読んでいただくとして目が覚めた時にまず感じるのが、強烈で恐ろしく激しい痛み。
きっとみんなこういう事書くと「それが嫌なんだよー」と言われると思いますがこれは正直にいうしかありません。
凄く痛いです。
僕は過去に半身麻酔で膝の半月板切除手術を受けていたり、恥ずかしいので初めて書くのですがお尻の病気、ダウンタウンの浜ちゃんも患った『痔瘻』という病気でも部分麻酔で手術した経験があります。
痔瘻についてはまた後日記事にしたいと思うのですがその痛みはよく「陣痛の次に痛い」と言われているほどで浜ちゃんもよくネタにしているほどなんですが今回の術後の痛みはそれを上回る痛みでした。
叫ぶほどの痛さで酸素マスクが外れるほどわめき散らかしていたと妻から聞きました。
三時間後
目を覚ましてから三時間後。
僕の前に再び天使のような超絶可愛い看護師さんが現れます。(結局そこに触れてるw)
三時間経過との事で酸素マスクを外し、お水を少しだけ飲ませてくれました。
わめき散らかしていたのでもちろん喉はカラカラ。
その水の美味しさは今まで飲んだ中で一番だったと断言できるほどでした。
四時間後
そしてそれからまた一時間後。
術後初めての食事が運ばれてくる事になります。
ちなみにその時の時間ははっきり覚えていませんが深夜まではいかなくとと夜だった事には間違いありません。
運ばれてきたのはまさかの朝食メニュー💦
食パン、二枚、ヨーグルト、オレンジジュース
術後四時間、痛みにのたうち回っている人間がこれを見て「美味しそう⤴️」となると思いますか?
元気になった今でも夜にこんなメニュー出されても食欲湧きませんよ、、、
そしてひどい事に男性看護師は机の上にその食事を放置したまま立ち去ってしまいました。
いやいや、そもそも起き上がれませんよ、、ら
痛みに耐えるのに必死で今自分の身体がどんな感じか冷静に見る事も出来てへんのに怖くて身体起こせるわけない訳でして。
仕方なく、どうしても水分が欲しかったので必死に腰や背中を動かさないようにして腕を伸ばしてヨーグルトをゲットしました。
そのヨーグルトを横になったまたこぼしこぼし食べたのですがそれがまた美味しくて美味しくて。
まぁ、普通の『牧場の朝』ヨーグルトなんですけど入院中も退院してからもそして今もこの味が忘れられなくて食べていますw
ちなみにジュースも水分なんですけど僕実は基本ジュースが飲めません。
飲めるジュースもあるにはあるのですが💦
その辺りもオリジナル版に詳しく書いてありますので是非お読みください。
日本の夜明けぜよ
そこから朝までがまたまた地獄なんですがどんな感じなのかといいますと、ベッドの転落防止の柵を朝までずっーと曲がるくらい全力で(ヨロコル握力60です)握り続けていたくらいです。
疲れてウトウトしてまた激痛で目を覚まし、また柵を握りしめて時計見て全然時間が経っていない事にショックを受けてただただ時が過ぎて東の空が明るくなるのを待つといった感じです。
大袈裟じゃなく東の空が明るくなり、太陽が昇ってくるのを感じた時は坂本龍馬のように
『日本の夜明けぜよ‼️』と叫びたくなりました。
そしてなぜか、そんな太陽が昇ると共に術後から約12時間続いた激痛も治まっていたのでした。
一年経った今振り返って感じるのはやはり
『あの時我慢した12時間のおかげで今痛みや痺れに悩まされる事なく生活出来ているんだなぁ。』
という事。
オリジナル版
今回書かせていただいたRE:5.0のオリジナル版⬇️
リメイク版ではコミカルな表現を抑えて書かせていただきました。
コミカルで面白いサイドストーリーがお好きな方はこちらを読んでみて下さいねw
次回のREシリーズは術後翌日〜のお話になります。
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