全く症状が出ないといったら嘘になる『危険信号』を探せ
全く症状が出ないといったら嘘になる『危険信号』を探せ
『ヨロコルさんはもう、完治でしょ?』
と思われている読者の方々がいらっしゃる、いや大半だと思いますが実は僕も365日無症状かと聞かれるとそうではありません。
発症してからもうすぐ約2年になります。
その間に接骨院通って、整体で悪化させられて、運良く良い医師に出会えて手術していただいて、無知識な理学療法士と戦いながらwリハビリして、トレーニングして今です。
今でも毎日のストレッチ、そしてトレーニングは欠かしていませんがそれでもハードな仕事が一週間、10日と続くとやっぱり症状が出たりする訳です。
発症時並みの症状も
そうした仕事が続くと、軽ければ腰部の張り、それでも身体を休ませる事が出来ずに働いてると発症時に頻繁に出た前脛骨筋痛が出たりします💦
この症状が出るとさすがに僕も無理にでも仕事を休んで身体のケアに撤する事にしています。
手術を経験された方はこういう『危険信号』を自分で見つける工夫をされるのが再発防止に繋がると思います。
人それぞれだとは思いますが個人個人でそういったものはきっとあったはずです。
僕の感覚でいうと一番耐えきれなくそれが出るとイライラして何もする気になれなかった症状がそれに当てはまると思います。
そういった症状が出たら上司や部下に何を言われても休む勇気を持つ事が大事です。
結局、再発したらそれ以上に迷惑をかけてしまいますから多少の嫌味は聞き流しましょう!
改造人間ですから
僕が完治していないと思う理由の一つがやはり腰椎固定術を受けて身体にチタンボルトが入っている『改造人間』だからという事が大きいです。
僕は幸い、術後の感染症などもなく僕の身体はそのチタンボルトやプレートといった人間の身体にとっては『異物』を上手く受け入れてくれてはいますが人間の関節の一つを欠損させてしまっていますからもちろん100%完全な身体の可動域を持っている訳ではありません。
残念ながらこれは一生覆す事は出来ません。
僕の場合、日常生活ではほぼ95%は違和感を感じませんがかといってたとえば趣味であるテニスを100%全力でプレー出来るかと言われるとそれは一生無理だと思います。
先日、ゴルフ界ではタイガーウッズ選手が5度目の腰椎の手術をする事が話題になっていましたが僕の感覚だと手術をすればするほどトップアスリートだった頃の感覚ではタイガーもプレー出来ない事は理解していると思います。
それでも少しでも痛みなどを軽減出来ればと思い手術に踏み切ったのだと思います。
彼の凄いところはそれを受け入れた上で細かい技術などをレベルアップさせる事で手術後も大きな大会で優勝したりしている事です。
このタイガーウッズの考えや努力はトップアスリートだけの話ではなく、僕たち一般人の日常生活や仕事に関しても大事な心の持ち方だと思います。
まとめ
今回は自分にとっての『危険信号』を見つける事。
そして自分の身体を理解してその障害を受け入れた上でどう努力すれば良いかを僕なりに考えてみました。
これから手術される方、術後のリハビリ中の方など不安があるとは思いますがこのあたりをしっかり知った上でリハビリやトレーニング頑張ってもらえればと思います。
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最近のあれこれ
最近のあれこれ
新年になってから連絡事項のみの記事しかアップしていない事に気付き、最近のあれこれをブログを更新しようとブログを書く事にしました。
手術による感染症のフォロワー様
先日書いた記事のように感染症にかかってしまい、再手術になってしまったフォロワーさんからDMをいただきました。
60代というご年齢ながら感染症の処置を含む合計3度の手術を乗り越えられ、現在は午前午後共に40分ほどウォーキングをされているとの事。
年齢関係なく、以前の身体に戻りたいという一心で努力されている姿本当に素晴らしいと思います。
たくさんのフォロワーさんを追跡していて最近直感的に「この人は回復早いな」や「この人は再発するだろうな」など分かるようになってなってきました。
現在の科学で「気合」という言葉は死後かもしれませんが科学的なリハビリの裏にはご本人の意識が大きく関係している事を忘れないで下さいね。
不摂生(暴飲暴食)、運動不足、していて「ああ、腰が治らない、、、」などと嘆かれても困るんですよね。
まずは生活習慣からしっかり見直す事が大切です。
目がピクピク、肩が夜中痛む日々
生活習慣が大事と言っておきながら、僕自身年末年始かなり不摂生をしておりました💦
12月29日〜1月4日までお休みでしたので買い物などはしましたが基本ダラーっと過ごしていた訳です。
で、どうなったかと言いますとまず左の目がピクピク、、、
目、というか瞼がピクピクする原因のほとんどがストレスや睡眠不足。
よく言えば年末前の多忙期の疲れが年末年始の緊張がほぐれた時にどっと出てきたとも考えられるのですがおそらく今回は、スマホやPCモニターの見過ぎです。
年末年始、買い物など少しだけお出かけはしましたがほとんどが自宅で何時間もスマホ触ったり、PCモニターでゲームしたり、映画みたりしていたのできっとそれが原因ですね。
コロナの影響で初詣も、親族の新年会も無し、お出かけの機会が激減してしまったので今回の目のピクピクもある意味コロナが及ぼす悪影響なのかもしれません。
そして、肩が夜中に痛む日々ですがこれはなんなんでしょうね💦
日中は仕事していても傷まないのですが夜中になるとズキズキ痛んできて寝返りがうちにくいんです。
妻からは仕事休んでると身体がなまって肩が「働け」って言ってるんじゃないの?と言われてますがw
たしかに仕事してる方が身体の調子だけみると良いんですよね。
ある意味病気ですねw
きっとしばらく仕事してると肩の調子もよくなると思います。
娘の一回生
年明けの講義を最後に長女の大学の一回生としての授業が終わりました。
大学によってはもう普通に大学キャンパスにて勉強出来ていることもあるようですが長女の大学ではなんと、1年間一度も学校で講義を受けることなく終わってしまいました💦
通信制の大学に通わせた覚えはないんですけどねーw
大学のキャンパスの施設を全く使わず高い学費を払うってのは正直腑に落ちませんけどまぁ、みんなそうですからね。
講義を受けたことないどころか部活は違うキャンパスにあるので長女の講義があるはずのお洒落な新キャンパスに入ったことすらありません。
部活もほとんど部活停止でしたし、現在もまた中止中です。
試合数も大学に入ってからたったの1大会、試合数でいうと5試合。
一回生からバリバリフル回転して大学に貢献するという事を期待されて部費など免除で入学させていただいたのに本当に残念です。
部活してない学生は全く大学に行く事ないので本当に通信制大学のような一年だったでしょうね。
娘も「zoomとかでしか会ってないので実は先生や学生もみんなただのCGアバターだったりしてーw」とか言ってます。
もう現実感かバーチャルなんか分からないですよね💦
本当にすごい世の中になってしまいましたね。
まとめ
と、いう事で僕の周りの最近のあれこれでした。
次回からはまた本格的に椎間板ヘルニアや腰痛関連についての考察などを綴っていきたいと思いますので本年もどうか皆さまよろしくお願い申し上げます。
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鎧コルセットマンへの質問などの方法
鎧コルセットマンへの質問などの方法
僕への直接の質問などはTwitterをやられておられる方はTwitterで@yorocoruをフォローしていただきDMにてご質問いただけるとお答えできます。
よろしくお願いします🤲
Twitterの始め方はこちらから⬇️
手術の予後が悪いのは誰のせい?
手術の予後が悪いのは誰のせい?
質問箱
今回は質問箱への回答の記事になります。
質問は
『手術して治りが悪いのってもう一度手術した方が良いのでしょうか?』
という事です。
質問箱は気軽なツールとはいえこれでは情報量が少なすぎてなんとも答えられません💦
まず、もっと細かい情報を出来ればTwitterのDMなどで質問して下さると助かるという質問者様へのメッセージを発信してこのテーマについて書いていこうと思います。
前回の記事
きっとこの質問箱へ投稿下さった質問者様も前回の記事もお読みになられていると思うのですが、自分の現在の病状などを詳しく整骨院や整体院の先生へ伝えるという大事なところをもっと大切にしていただきたいです。
それはもちろん僕への質問でもいえることです。
結局、情報がないとアドバイスも出来ませんからね。
しかし、僕がこの質問をスルーしなかったのは
手術したのに治りが悪い→再手術
という所にひっかかりを感じたからです。
では僕の思う所を綴っていきたいと思います。
外科的には
質問者様がいつどこでどんな手術をされたのかは分かりませんがもし、手術して数年経過などしていないのであれば『外科的には完治状態』だと推測出来ます。
当ブログを完読して下さっている方なら耳にタコかもしれませんが椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症という病気は手術してからが本当の勝負になります。
神経を圧迫している箇所を手術によって解放し、神経の通り道を確保できたというのが手術後の状態です。
ホースと同じ
しかし、神経というのは一度圧迫を受けてしまうとなかなか元には戻りません。
例えば、ホース。
長年何か重いものの下敷きになっていたホースがあったとします。
そして久しぶりに庭に水まきをしようとホースは上に乗っていた重いものを取り除いたとするとホースはどのような状態でしょうか?
きっと、平たくなってしまって水の通り道が狭くなってしまっていますよね?
その状態で蛇口を捻っても排水量は正常時と比べると少なくなる訳です。
かといってずっとそのままかというと春を迎え、夏を乗り越えしていくうちにだんだんと通常の形状に近付き、排水量は通常時に遜色ないほどに回復するでしょう。
このホースと同じ事が多かれ少なかれ神経にも言える事です。
神経も長時間圧迫状態にあるとホースと同じようにダメージを受けます。
その期間が長ければ長いほど回復にも時間がかかります。
ほとんどの場合は時間経過と共に回復する可能性が高いですが個人差があり、中には発病前の数割くらいにしか回復しない事もあると思います。
では、その神経が回復する間じっとしておくのが良いのかというとそれも違います。
筋肉の鎧を
神経が回復するまでの間、そして神経が回復して痛みや痺れがなくなってからでも必要なのが腰回りの筋肉、例えば腸腰筋などを強化して『筋肉の鎧』を身につける事です。
腸腰筋はインナーマッスルで、腰痛発症と密接な関係にある筋肉で現在はスポーツ選手はこの筋肉を鍛える事が競技レベルを上げる事はもちろん、故障予防にもなるという事で注目されています。
以前記事に書いた石川遼プロ、先日日本選手権で優勝したバトミントンの桃田選手も腸腰筋を強化して素晴らしい結果を出されています。
腸腰筋を強化すると腰痛予防になるのはもちろん、踏ん張ったり、中腰になったりと腰痛に繋がっていく動きを筋肉がサポートしてくれます。
ですので、再発予防にも是非まずはこの腸腰筋から強化される事をお勧めします。
腸腰筋の強化方法は以前何度か記事にしました体幹トレーニングやウォーキング時のランジなどがおすすめです。
ポイントは『腹圧』を意識してトレーニングする事です。
痛いから出来ない?
「そんな事言われても今現在痛みや痺れがあるから出来ないよ‼️」
という声が聞こえてきそうですが前述した通り、外科的には完治しています。
痛みや痺れは神経の回復がまだなだけです。
ですので大丈夫👌
(術後年月経過している方は再発している可能性がありますが)
僕も痛みに耐えながら退院後、馬鹿みたいに10数キロウォーキングしたりしていましたし術後のスポーツ選手のトレーニング風景など見たことある方は涙を流して痛みに耐えながらトレーニングしているのを見た事がある方もいるでしょう。
こんな事書くのは初めてですが僕はぶっちゃけると
治りが遅い方は自分に甘い
と思っています。
以前記事にもしましたが本当に回復、そして早期社会復帰したければご自分に『ドS』になるべきだと思っています。
手術して痛みが残ってるからダラダラぐーたらに過ごしてすぐに横になったりしていては神経はいつか回復するかもしれませんが未来には『再発』が待ち受けているだけです。
皆さん、どうか筋肉の鎧をつけて下さい。
まとめ
今回は質問箱への質問から『手術の予後が悪いのは誰のせい?』
というテーマで綴らせていただきました。
質問者様の現状が分からないのでこちらで現状を仮定しての記事になってしまいましたが
基本的は
外科的には完治している
神経の回復には時間がかかる(圧迫時間にもよる)
腸腰筋を強化して筋肉の鎧を手に入れよう
といったアドバイスになります。
質問の答え的には
「予後が悪いから再手術という安易な考えは捨てて自分の現状を細かく把握してトレーニングしましょう。」
といった所でしょうか。
しかし、もしかすると手術時のミスなどの可能性もありますのでまずは是非一度他病院でMRI検査などをしていただき現在の病状を把握する事から始めてはどうかと思います。
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自分の病状を知らなすぎる
自分の病状を知らなすぎる
お久しぶりです。
仕事が超多忙でなかなかブログを書く時間が取れず全然更新できずで申し訳ありません💦
今回の内容は腰痛やヘルニア、狭窄症など腰に不安のある全ての方に向けての記事となります。
病名だけ?
「病院でヘルニアって言われましたー」
この程度しか知らない方がフォロワーさんの大半です。
たしかに僕も含めてフォロワーさんは医者ではないのでそんなものなのかもしれませんが本当にそれでいいんですか?
実はヘルニアでも「正中(せいちゅう)ヘルニア」や「傍正中(ぼうせいちゅう)ヘルニア」、「外側(がいそく)ヘルニア」と呼ばれるものがあります。
それに加えていわいる「膨隆」、「突出」、「脱出」、「遊離」などのステージもあります。
すべり症などでも「分離型」、「変形型」などがあります。
ご自分の病状がこの中のどれに当てはまるかご存知ない方が大半だと思います。
知らなくてもええやん
「そんな事知らんでもええやん。」
「医師だけ分かってればええねん。」
そう思われた方、本当にそれで良いと思いますか?
たしかに百歩譲って検査して発覚して、すぐに手術するならそれでも良いのかもしれません。
でも皆さんすぐ手術しないでしょ?
とりあえず温存療法で整骨院通ったり、人によっては整体院に通ったりすると思います。
そこで柔道整復師さんや整体師さんに
「ヘルニアなんですぅ。」
とだけ伝えて施術にのぞんでしまう。
これって危険だと思いませんか?
先生方はMRIを見ていないので何にも分からない状態で施術にのぞむ訳です。
単に周辺筋肉を電気治療や超音波治療などでほぐして症状を和らげるだけならリスクはほぼゼロだと思いますが、整体などでグキッとやったりする事もあるわけです。
怖くないですか?
ちなみに僕は以前も書きましたが最後の最後で整体にて症状を悪化させてしまい結果、それまでなかった排尿障害という腰椎疾患の最終ステージに追いやられた訳です。
それでも僕の場合、執刀医の初診から一週間後に手術してもらえたのですが今のように新型コロナによって医療体制が脆弱になっていている状態では
「すぐにオペしましょう。」という訳にはいかないでしょう。
とりあえず温存療法で様子みて下さいと言われる現状では現在の自分の現状を出来るだけ細かく把握し、行動する事が大事です。
まとめ
今回は僕自身の失敗を元に自分の病状を出来るだけ細かく知る事の大切さを書かせていただきました。
僕の場合、結果的に自分の病状を手術後に主治医に細かく知り、インターネット、文献、論文、時には海外論文などまで読み漁り知る事によってそれをリハビリやトレーニングに生かして早期仕事復帰、スポーツ復帰、今では今のように超多忙期を乗り切った後でもほとんど腰に不安も痛みもなく生活が送れています。
この記事をお読みくださって僕のように自らの判断のミスによって重大な疾患に陥ってしまう方が少なくなる事を願っています。
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腰椎固定術の再手術?
腰椎固定術の再手術?
今回は以前いただいた質問箱のお話をさせていただこうと思います。
その前に質問いただいてお答えさせていただいたのですがそのあと、質問者さまから何の連絡もない事が心配でなりません💦
僕の質問箱をお知りな時点できっとTwitterのフォロワーさんだと思うのですが、、、
もし、このブログをお読みいただいておりましたらDMなどでご一報いただけると僕も安心します。
腰椎固定術の再手術のパターン
僕なりに調べてみた結果からお話しさせていただきますと、腰椎固定術の再手術のパターンは6つほどあるようです。
血腫の除去
一つ目は血腫の除去が必要になるパターンです。
腰椎固定術の手術は少なからず出血が伴います。
手術後も創部からの出血はあります。
僕の場合だとブログ初期の記事にも書きましたが結構な量の出血が手術後も続きました。
その出血を排出するのが俗に言うところの「血液ドレーン」です。
術中に創部に管を入れて血液を血液パックに溜まるものです。
僕の場合は数時間でその血液パックがパンパンになってしまって寝返りを打つたびに心配になっていました。
その出血が長く続き、血腫を形成してしまう事もありその血腫が神経を圧迫してしまうケースがありその際は再手術にて血腫の除去を行う場合があります。
このパターンの再手術のリスクの説明は僕も受けましたし、同じ手術を受けられた方も説明されていると思います。
感染症
手術というモノには感染症はつきものです。
特に創部に金属を入れる手術を受けた場合、抗生物質などによって予防するのですが稀に感染症になってしまう場合も数%あり、その中でも稀にボルトなどの金属を一度抜去するような再手術する事もあるようです。
あまり知られていないかもしれませんが身体に『金属ボルト』という『異物』を入れる事で人間が本来持つ細菌に対する防御反応の弱い箇所が出来てしまいます。
そしてそのボルト周辺の関節などの周囲がもし細菌感染し治癒しにくくなってしまい、最悪化膿してしまった場合抜釘手術という再手術が必要となるようです。
神経障害
腰椎固定術を受け、大半の方は痛みや痺れ、間欠性跛行といった症状は改善されるとされていますし、僕の場合もそれらの症状は改善され現在は完治と行って良いほどに良くなっています。
手術後すぐには改善されなくとも神経は時間をかけてゆっくりと回復していくのですがごく稀に手術によって、ごく稀に圧迫を取り除いたのが原因で手術前に症状がなかった箇所に痛みが生じたり、酷い場合は排尿障害や下肢麻痺といった症状を発する場合もありそういったケースでは再手術によって新たに障害が生まれた原因となる箇所の手術が必要となります。
硬膜損傷
硬膜損傷については僕自身も手術前説明を受けました。
硬膜損傷とは俗に言う『髄液漏れ』というものです。
脊椎周りの手術のリスクの一つですがほとんどの場合クリップなどを用いて修復などを行いますが稀に再手術が必要なほどの損傷を受ける事があります。
それでもその確率は硬膜を傷つけてしまったパターンのほんの3%ほどなのでさほど怖がる事でもないと思います。
腰椎の変形や不安定化
手術前の検査や画像診断などによって腰椎や脊椎全体のバランスを見て、アライメントが狂わないように身体の支持組織を温存するのが腕の良い医師だと思いますが、これまた稀に腰椎固定術を受けたのが原因で脊椎のアライメントが狂ってしまい腰椎の変形や不安定化を招いてしまう事があるようです。
実は妻の友人がこの症状に悩まされています。
腰椎固定術後数年後の話なのですが先日違う病院で撮られたレントゲン、MRIを見せてもらったところ、素人目でも分かるほどの変形が見て取れました。
その妻の友人は今も痛みに苦しんでおり、立っているだけで激しい痛み、座っていても上半身の重みが全て変形箇所に集中するような感じです。
調べてみた所、手術箇所の上下の変形を正すには再手術にてそれらをまた固定術にて固定する必要があるようでご本人は「これ以上ボルトで固定するのは嫌。」と言っており、現在は超音波治療器などで痛みを誤魔化しながら生活している状態です。
僕に相談される前にこともあろうか整体院にて施術を受けて悪化させてしまったとの事でした。
僕も手術前の説明で将来、固定箇所の上下の椎間板に負担がかかり再手術になる可能性があると説明を受けましたが腰回りの筋肉を増強させることに重点をおいてトレーニングした結果今のところ全くそういった前兆はありません。
質問者の場合
最初にお話した質問者様のケースは上記のいずれにと当てはまりません。
単純に確実にボルトが緩んで確実に再手術という可能性は考えにくい事です。
質問者様の年齢がまだ20代である事から、たとえば現在の平均的な寿命を考えた場合少なくとも60年以上あると考えるとたしかにボルトの緩みなども考えられなくはないですが。
ただ、僕を含めてまだ一般的に高齢者には当てはまらない方の場合『抜釘』という選択肢を医師から与えられていると思います。
腰椎固定術は最終的には固定した二つの椎間が一つの骨となるのでボルトの必要性がなくなります。
そこでだいたい1〜3年を目処に釘抜手術する事も出来ます。
3年を経過すると場合によってはボルトが固着してしまい釘抜手術が難しくなるとされていますが基本的には可能な訳です。
そうした事を踏まえても質問者様の主治医の意見はどうも腑に落ちない所です。
最後に
次回記事にすると書いておいて長らくお待ちいただいた読者の方々、遅くなり申し訳ありません。
この記事を書くにあたり、素人がちょっとググっただけでは書けないと判断し知人の紹介を経て某医大の先生に意見をいただいておりましたので遅くなりました。
以前には皆さんもご存知だとは思いますが、経験が少ない整形外科医が熟練者や専門医の立ち合いもなく椎間板ヘルニアの手術を施術し、取り返しのつかないような医療事故を起こしてしまったケースもあります。
今回のケースも意見をいただいた先生からするとあり得ないお話です。
僕はいつも書いていますが、椎間板ヘルニアや狭窄症、すべり症、分離症などは人間が生きていくにあたりとても重要な脊椎周辺にメスを入れる手術です。
家の建築に例えると大黒柱にあたる脊椎。
皆さんはそんな大黒柱のリフォームの施工を新米の大工さんに依頼出来ますか?
経験の多い、熟練の大工さん、出来ることなら宮大工のような職人さんにお願いしたいですよね?
ですので、いくら遠方になろうと本当に安心して自分のこれからの一生を任せられる『脊椎センター』のある病院で『脊椎専門医』を受診される事を強く強くお勧めします。
最後に質問者様がより良い専門医に出会い、そしてこれが一番気になるところなのですができれば心療内科の医師にも相談し、身体、そして心も全快される事を心から願っております。
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4mから落下事故に遭いました
4mから落下事故に遭いました
はい、タイトル詐欺でもなんでもなく、仕事中4mの高さからしかも背中を地面に叩きつけてしまいました💦
幸い直下ではなくズルズルといって、まぁそれでも約3m近くからは落下しましたのでそれなりの衝撃がありましたが、、、
カラスの馬鹿野郎
落下した場所はビニールハウスの頂上からです。
(写真は落下後もう一度登った時に撮影)
写真をみてもらえば分かりますがこの時期、近所の柿などをゲットしたカラスがビニールハウスの上でモグモグタイムを行うので爪をひっかけて穴を開けるんです。
その為の補修中の事故でした。
昔のビニールハウスはもう少し低かったのですが最近はハウス内もトラクターで作業するので高さが1.5倍ほど高くなってるんですよね。
それでもうちの中では低い方で元々ガラス温室だったハウスなどはもっと高くなります。
台風などで破損した際には修復作業は真面目に命懸けだったりしますw
(2014年台風後撮影)
命綱などありませんからマジで怖い、、
ちなみにヨロコルは高所恐怖症です💦
腰の手術をしてからはこういうハウスの張り替えはアルバイト君や業者などにお願いしているんですけどね。
落下後の症状
落下の瞬間、頭をよぎったのはやっぱり腰のボルトが折れていないかです。
以前アイススケートのプルシェンコ選手の話をブログに書きましたがプルシェンコ選手の場合は演技中の事故でボルトが破損してしまいもう少しで脊椎に刺さるところだったそうです💦
破損したボルトが刺さってしまうと再起不能どころか一生半身不随の可能性がありますから本当に怖いですよね、、、
プルシェンコ選手の記事⬇️
仕事が終わり次第まず病院へ連絡し、急遽レントゲンを撮っていただきました。
落下した時に背中を中心に色々な所を打ったのでとにかく全身打身が酷く、腰や患部周辺も痛かったのは確かなんですがボルトを入れた箇所には痛みはなかったのでたぶん大丈夫だとは思っていましたがやっぱりボルトは無事でした。
僕の場合、日頃のトレーニングの成果で背骨の左右の筋肉が発達していて背骨左右がかなり盛り上がっているので落下してぶつけたりしてもまず直接背骨がぶつかることは無いんですよね。
まさに筋肉に守ってもらっている感じです。
よくボルトを入れた女性などは硬いところに横になるとボルトが当たると言われますが上記の理由で僕の場合背骨は地面に触れることはありません。
過去にもやらかしてましたね💦
なんにせよ、とにかく一番心配だった骨とボルトが無事で良かったです‼️
同じ感覚ではいけない
高所恐怖症のヨロコルではありますが今まで一度も転落事故などには遭いませんでした。
今回は術後初めての高所作業。
日頃、日常の生活ではボルトの存在や可動域の制限の影響はありません。
しかし、高所でしかもしゃがんでの作業ともなると別のようでボルトの存在、特に可動域の制限で柔軟な動きが出来ていなかったという事は間違いありません。
これから腰椎固定術などでボルトを入れる手術をされる方はその辺りをしっかり踏まえて手術を、そして術後は自分の今の状態を把握してから作業を行う事をお勧めします。
ボルト関連のヘビーな質問
先日いただいた質問箱への質問です。
次回はこの件に関して色々調べてから記事にしたいと思います。
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