ヘルコニアの適応範囲の狭さとフォロワーさんの施術後
ヘルコニア適応範囲の狭さとフォロワーさんの施術後経過
椎間板ヘルニアを患いこのブログに辿り着かれた方の中には
『椎間板ヘルニアって今では簡単に治るんでしょ?』
と思われている方が多くいらっしゃると思います。
その『簡単に』というのがここ数年で急激に広まった化学的髄核融解術(椎間板内酵素注入療法)、俗言うところの
『ヘルコニア』
僕は医師でも医療関係者でもありませんので専門的な事はあえて書きません。
ただ、僕のTwitterのフォロワーさん700人のうち半数以上は椎間板ヘルニア患者さんですので情報量としてはかなり認知していますので今回はそのフォロワーさんのツイート追跡などによって得られた情報をブログを通じてシェア出来ればと思います。
ヘルコニアを超簡単にいうと
ヘルコニアと聞いて、ネットなどでググってみても専門用語が多くて分かりにくいですよね?
そこで僕が短く一言で説明するとしたら
『ヘルコニアの成分であるコンドリアーゼという成分の保水成分を分解する特色を利用して水分で膨らんで飛び出した髄核を引っ込めてしまう』
これでも長いのでwもっと簡単にいうと、
『髄核に注射して膨らんだ水分を少なくして引っ込める』
という事になります。
ややこしい事ではなく、物理的に脱水して引っ込めてしまおうという事ですね。
適応範囲の狭さ
実はこれが皆さん一番のネックとなっています。
一般的には適応基準として
『後縦靭帯下脱出型』とされています。
ただフォロワーさんのツイートなどを分析すると全ての後縦靭帯下脱出型ヘルニアの患者さんに適応されてはないという事が分かってきました。
実はたくさんいる僕の椎間板ヘルニア関係のフォロワーさんの中でヘルコニア適応になり実際に施術まで辿り着いた人数はたった8人です。
もちろんもっとたくさんヘルコニア施術を希望しましたが術前検査(MRIなど)の絞り込みを受けて適応外となる方がとても多いです。
病院からしてみれば実績蓄積の為にも確実に効果的であると認められた患者にしか施術したくありませんからね。
施術された患者さんの施術後
ではその8人の施術後の追跡なんですが、、、
4人の方は術後良好で施術後2週間くらいから効果が現れおおむね3ヶ月ほど回復、仕事復帰されています。
残りの4人の方はというと、施術後の回復も期待していたほどではなく、、、
そのうちのお一人の方を例に挙げると術後、10あった痛みが3になった程度で痺れも治る事なく結局もうすぐ外科的手術を予定されているそうです。
その方のDMで印象的だった言葉が
「ヘルコニア施術して効果は「歩けるようになっただけ』です。」とのことでした。
他の3人の方も回復に劇的な変化はなく、半年経った今でも復職出来ずにおられます。
もちろん、個人差は大きくヘルコニア適応になったフォロワーさんのうち半数の方は順調に回復されているので効果はあると思います。
ただし、ネット情報に出ているような『魔法の施術』ではない事はたしかです。
巷に溢れる
『椎間板ヘルニアは自然治癒する』
『椎間板ヘルニアは切らずに治せる時代』
という情報は間違いだとは言い切れませんが僕のブログを熟読していただければ
『自然治癒』のリミットは3ヶ月
ヘルコニアは絶対ではない
という事をお分かりいただけると思います。
最後に
いつもご愛読いただいている方には『耳にタコ』な話ですが椎間板ヘルニアの再発予防、回復増進には術後のリハビリ、トレーニングがかなりのウェイトを占めています。
まずは術後すぐからのBCAA接種⬇️
術後、予後が悪く動けない方はシックスパッド⬇️
動ける方は体幹トレ⬇️
それを怠って回復しない、再発したというフォロワーさんの嘆きのツイートをたくさん見てきました。
僕は上記の3点を椎間板ヘルニア患者の方の術後のテンプレートとして一般的に広めたいと思っています。
これからも海外では頻繁に行われている『人工椎間板換置術』などをはじめ色々な術式が広まってくるとは思いますがどんなに医療技術が発達しても術後の患者の行動次第でその効果は変わってくるという事実は変わらないと思います。
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