【質問箱回答】痺れの原理原則
【質問箱回答】痺れの原理原則
こんにちは、ヨロコルです。
先日いただいた質問箱への質問がコレ
とコレ
おそらく同じ方の質問だと思われるのですがぶっちゃけこの手の記事は過去に何度も書いています💦
ですが記事数が多くなり見つけにくいのもたしかなので簡単にお答えしたいと思います。
一言で
この二つの質問に一言で答えるとなると答えは一つです。
人による
これしかありません💦
いつも書いている通り痺れの原因は神経の圧迫です。
ですので神経の圧迫具合、神経が圧迫を受けた期間によって腰椎固定術を受けた後の痺れの軽減度合いも変わってくるのは当然です。
ホースの理論
簡単に説明するといつも言っているホースの理論です。
例えば車の下敷きになっていたホースと自転車で踏まれていたホースがあったとします。
このホースに水を通した場合どちらがスムーズに水が流れますか?
同じ時間なら間違いなく自転車に踏まれていたホースですよね。
そして期間。
車で一瞬轢かれたくらいのホースと自転車で1年間踏まれていたホースではきっと車で一瞬轢かれたホースの方がスムーズに流れるでしょう。
というように神経も圧迫具合と圧迫期間によって痺れの軽減の仕方も変わってきます。
上記のパターンの場合、一番キツイのは1年間車の下敷きになっていたパターンですよね。
これを狭窄症やヘルニアに当てはめてみた場合、最悪痺れは一生残る可能性が高いです。
そういった方は少なくなく、現在整形外科医がヘルニアの手術をあまり勧めない理由の一つとして手術を施術してもあまり効果がない患者さんが多い事もあると僕は思っています。
薬も良し悪し
ではなぜ前述のホースのように長期間、酷い圧迫を受けたまま放置してしまうのでしょうか?
それは僕は薬💊の影響が大きいと思っています。
現在、椎間板ヘルニアの治療ガイドラインの基本は『投薬による自然治癒』になっています。
軽い鎮痛剤から強い神経系の薬まであります。
投薬を数ヶ月し、様子を見ましょうが基本のガイドライン。
しかし、この数ヶ月が曲者で強い薬を服用すると脳が痛みを感じなくさせてしまいます。
その結果、
『痛みを感じないから手術しなくてもいいや。』
となる訳です。
しかし、薬というのは飲み続けるといつか効かなくなるか、もしくは内臓に大きな負担をかける事になるのです。
効かなくなってから慌てて『手術して下さいっ!』となる訳です。
で、そういう人の神経はどうなってしまってるのかというと『1年間車の下敷きになったホース』ですよね💦
という事は薬漬けになってる期間が長ければ長いほど術後の神経の通りが回復せず、痺れは軽減されなかったり最悪一生残る可能性が高くなる。
これが椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症による痺れの原理原則です。
努力次第
では『1年間車の下敷きになったホース』はお先真っ暗かというとそれは違います。
皆さん考えてみてください。
目の前にそういうホースがあったとしたらどうしますか?
新しいホースを購入する?
それは人間では不可能です。
僕ならとりあえず暖かい部屋で温めたり、温水を通したり引っ張って伸ばしてみたりします。
そういう努力を繰り返していくうちにホースはきっと従来の柔らかさを取り戻してくれるはずです。
すっかり元通りとはならないでしょうが、それに近い状態に戻す事は可能でしょう。
ストレッチ
では人間ならどうするか。
僕がやってきた経験をいうと、柔らかくしたいのでまずはストレッチ。
ストレッチ箇所はというと腰から下の筋肉全部です。
足指先に痺れが出てるという事は腰椎の疾患のあった場所から末端である足の指先までのどこかで神経が圧迫されていて起こっているという事なのでまずはストレッチ。
僕の経験上、梨状筋というお尻の奥の方にある筋肉に張りがあるとそのすぐ横を通っている坐骨神経を圧迫するのでお尻周りの筋肉をよくストレッチにて解放していました。
しかし、このストレッチを毎日毎日欠かさずするのがなかなか大変。
どうやってやるの?
となると思います。
ずっとスポーツをやってきた僕でも最初はよく分かりませんでした。
でもね、今はインターネットがあります。
とにかくググりまくるんです!
そしてここからが大事なんですがそのストレッチが患部に負担がかからないかを取捨選択するんです。
筋肉の鎧
毎日のストレッチを欠かさず続けながらするのが『筋肉の鎧』を作ることです。
またまたホースの話を持ち出しますがもう二度と同じように下敷きにされてペシャンコにされたくなかったら皆さんならどうしますか?
僕ならその箇所に車に踏まれても大丈夫な鉄のパイプを通します。
人間も同じと考えるとそれが術後すぐの僕の時のようなこんなコルセットだったりします。
でもいつまでもこんなコルセットに頼ってはおれないので最終的には何も付けなくてもこんなコルセットを着けてるのと同じくらいの強度の『筋肉の鎧』を自分自身の努力で作るしかありません。
方法は色々あります。
理想は完全個別型のパーソナルトレーナーについてもらってトレーニングする。
実際にそうやっておられるフォロワーさんもおられますがなかなか金銭的にも厳しいと思います。
ですのでとにかく『体幹トレーニング』とググってみて下さい。
そしてまたまた患部に負担がかからないか取捨選択。
そして毎晩続ける。
努力無くして回復はありません。
まとめ
という事で今回も質問箱へいただいた質問へのアンサーとして記事にさせていただきました。
まとめると数行で収まる内容になりましたがこの質問への回答を簡単には記事に出来ない、いやしてはいけないと思い長い記事になってしまいました。
過去記事を読み漁っていただければ全て書いている内容ですが手術なさって回復が遅れている全ての方に当てはまる内容になっています。
流し読みされた方、どうかご自分の将来の為にももう一度冒頭から読み返していただけるとなにか気付きがあると思います。
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